19日発売の「FRIDAY」(講談社)が、平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太の3人によるダンス&ボーカルグループ「Number_i」について批判的な記事を出した。
タイトルは“Number_i 世界進出に立ちはだかる「K-POPとの差」”となっており、15日(現地時間14日)に米カリフォルニア州インディオで開かれた世界最大級の野外音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル(Coachella Valley Music and Arts Festival)」の特別ステージに出演した彼らのパフォーマンスが、現地では反応が芳しくなかったというテイで書かれている。
K-POPの多国籍ボーイズグループ「GOT7」やガールズグループ「LE SSERAFIM」と比較して、Number_iが劣るかのような言説を展開しているのだ。
しかし、事実は大きく異なる。
Number_iの圧巻のパフォーマンスは高く評価され、アメリカのiTunes音楽ランキングの「ヒップホップ部門(Hip Hop Chart Top Rap Songs)」で、「GOAT」が1位を獲得。
マイケル・ジャクソンさんや、セリーヌ・ディオンさん、マライア・キャリーさん、マドンナさん、ビヨンセさん、エミネムさん、レディー・ガガさんらが歴代受賞者として名を連ねる、国際音楽賞のワールド・ミュージック・アワード(World Music Awards)が、公式X(旧Twitter)で「日本のスーパースターグループ#Number_iの「GOAT」は、コーチェラでの中国のスーパースター#JacksonWangとの素晴らしいパフォーマンスにより、iTunes Store US でラップソングの 1 位を獲得しました!」とも伝えた。
また、GOT7のメンバーであり、Number_iのステージを盛り上げたジャクソン(Jackson Wang)さんは、「アジアと欧米や西洋の掛け橋となりたい」と考えており、こうした低次元かつ事実と反する比較など望んでいない。
事実に則していない記事で、ごく一部の日本人を騙すことはできても、目の肥えた本場のファン、さらには歴史ある音楽賞からも支持を得たNumber_iの歩みを止めることなどできやしないだろう。
いい加減、誰かに忖度して悪あがきをするのはやめてもらいたいものである。
(文/福田優太郎)