伊藤沙莉さん主演の連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)。
伊藤さんが演じているのは、まだまだ男尊女卑が顕著だった時代に、日本で初めての女性弁護士のひとりとなり、後に日本初の女性判事となった、三淵嘉子さんをモデルとする猪爪寅子。
平然と女性蔑視を繰り返す男性が多数登場する物語ということで、直後に放送される『あさイチ』の博多大吉さんは、18日の放送で「いい男が出て来なくてつらい」という趣旨の発言をした。
これには、一定数、賛同の声がある一方で、「大吉さんには、“そんなことはない”と言いたい」「岡部たかしさん演じる父親や、仲野太賀さん扮する下宿人の優三さん、小林薫さんが演じている、当時としては珍しいほどの女性に寄り添う教授など、何人もいい男が出てますよ」「無自覚でしょうけど、深層心理で男性本位が当然と思ってるってことですよ」「無意識に差別してる証」など、批判的な声がいくつも上がっている。
(文/兵藤瑠衣)