滝沢秀明さん率いるTOBEが14日、公式YouTube番組『とべばん』の13日配信動画について削除し、制作過程における不備があったとして再公開を控えると発表した。
不備が何なのか具体的な説明がなかったことで、TOBE、中でも平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さんによる「Number_i」のアンチを中心に、鬼の首を取ったかのごとく「Niが高速道路で違反をしていたのがバレると焦ったからに違いない」と息巻く事態へと発展。
動画には、バイク旅を楽しむNumber_iの姿があったこと、高速道路を走る3台のバイクが追い越し車線(2レーン以上ある場合の一番右のレーン)を一定時間走っている様子がみられたこと。これは紛れもない事実。ただ、中央のレーンや左のレーンを走行している様子も映っていた。
追い越し車線の走行に関するルールは、「追い越し時に追い越し車線を使って前走車を追い越したあと、速やかに走行車線に戻る」というのが基本線。
また、一般的な警察の取り締まり対象は、具体的に定義されているワケではないものの「2kmの距離(時速100kmであれば1分12秒間)を連続して追い越し車線を走行した場合」と言われている。
Number_iがバイクで走行する動画は、数秒間の連続した瞬間が編集によってつなぎ合わせられており、「明確な違反があった」とも、「取り締まり対象で間違いない」とも言える要素はなかった。
それにもかかわらず、「Number_iは交通ルールも守れない」「平気で違反をするヤバい奴ら」などと触れ回っている方々は、いちゃもんをつけているに過ぎず、むしろ自身が名誉毀損や侮辱に該当する行為に及んでいる可能性を心配すべきだろう。
TOBEが今回の動画を非公開とした本当の理由は、動画後半にあった拳銃を発砲する描写と流血して人が亡くなるような演出部分が、YouTubeの規定に抵触する恐れがあると判断した可能性が高い。
(文/福田優太郎)