13日、ベルーナドームで行われた西武対ソフトバンクの一戦は、4番・山川穂高による2打席連続の満塁ホームランなどでソフトバンクが11-2と大勝した。
2打席連続の満塁ホームランは、2006年4月の二岡智宏さん以来、プロ野球史上2人目。パ・リーグでは史上初の快挙となった。
前夜に行われた今年初の西武・ソフトバンク戦では、不祥事およびその後の対応および姿勢、どの面FA移籍、どすこいパフォーマンス＆登場曲と、これでもかと西武ファンを刺激し続けた山川に対し、西武ファンから地鳴りのようなブーイングが響いた。
試合後、西武の捕手・古賀悠斗は「やりづらい」とお気持ち表明。
これを受け、西武ファンは13日の試合では山川へのブーイングを封印していた。
ブーイングが凄まじかった12日、山川は単打1本のみの4打数1安打だった。一方、ブーイングのなかった13日は5打数2安打2本塁打8打点。
古賀の気持ちとは裏腹に、ブーイングが山川の抑止力となり、実質、西武にとっては「やりやすい」ものになっていたことが証明されたと言えるのではないだろうか。
（文／千川ちひろ）