連邦当局による捜査でメジャーリーグ・ロサンゼルスドジャースの大谷翔平選手名義の口座から24.5億円もの巨額資金を、無断で違法賭博業者へ送金。送金実績が大谷選手にバレないように、チーム大谷や銀行すらも欺いていたことが発覚し、銀行詐欺容疑で訴追された元通訳の水原一平容疑者。
水原容疑者は12日(日本時間13日)、米ロサンゼルス市内にある連邦地裁に出廷。金属製の足かせを付けられていた。
保釈保証金2万5000ドル(382万5000円)のほか、カリフォルニア州から出ることを禁止、パスポートを返納、大谷選手への接触禁止、ギャンブル依存症の更生プログラムを受けるなどの条件で保釈が認められた。
大谷選手は、ニューヨークタイムズ紙を通じ「司法省の捜査にとても感謝しています。私個人としては、これで一区切りとし、野球に集中したいと思います」とのコメントを発表している。
(文/中牟田晃)