JRAが11日、落馬による負傷で意識不明となっていた藤岡康太騎手(35歳)が死去したと発表した。
藤岡康太騎手は、6日の阪神7Rの最終コーナーで落馬。
頭部と胸部を負傷し、兄で同じくJRAの藤岡佑介騎手が10日朝に「落馬でご迷惑、ご心配をおかけして申し訳ありません。現状(7時45分頃)、まだ意識が戻っていません。経過を見ている段階です。本人の頑張りに期待するしかありません。僕らも見守ることしかできません。ファンのみなさんも、たくさん心配してくださっていると思います。何とか帰って来れるように応援していただければと思います」と説明していた。
10日の19時49分に他界したという。
この発表を受け、騎手仲間をはじめ何人もの関係者が追悼メッセージを寄せている。
『BSイレブン競馬中継』(BS11)の日曜放送で、俳優の東幹久さんとともに進行を務める、タレントで女優の宮島咲良さんはX(旧Twitter)で「藤岡康太騎手 今年は番組の年男特集に出てくれてお子さんの話をする時とても嬉しそうで」と番組出演時の思い出を回想。
「去年のリボン賞、コパノハンプトンの神騎乗で私の大逆転ミラクルを起こしてくれた時、スタジオでは『康太!差せ!差せー!!』の大合唱でした」とし、「全人馬無事がいかに奇跡の上か。康太騎手、これからも大好きです」のコメントで結んでいる。
(文/豊田武志)