JRAが騎手・藤岡康太さん死去を発表 6日の阪神7Rで落馬し頭部と胸部を負傷 10日には兄・佑介が「まだ意識が戻ってません」と報告 | The Audience
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JRAが騎手・藤岡康太さん死去を発表 6日の阪神7Rで落馬し頭部と胸部を負傷 10日には兄・佑介が「まだ意識が戻ってません」と報告

JRAが騎手・藤岡康太さん死去を発表 6日の阪神7Rで落馬し頭部と胸部を負傷 10日には兄・佑介が「まだ意識が戻ってません」と報告
藤岡康太

 6日の中央競馬(JRA)、阪神7Rで落馬し、頭部と胸部を負傷した藤岡康太騎手が、10日の19時49分に死去したと、JRAが11日発表した。

 10日の朝には、兄で同じくJRAの藤岡佑介騎手が「落馬でご迷惑、ご心配をおかけして申し訳ありません。現状(7時45分頃)、まだ意識が戻っていません。経過を見ている段階です。本人の頑張りに期待するしかありません。僕らも見守ることしかできません。ファンのみなさんも、たくさん心配してくださっていると思います。何とか帰って来れるように応援していただければと思います」と説明していた。

 藤岡康太騎手は2007年にデビューし、同年3月3日の中京1Rで初騎乗初勝利を達成。3年目の2009年にNHKマイルCをジョーカプチーノで制し、G1初勝利。その後、長らくG1勝利には手が届かなかったが、昨年のマイルCSをナミュールで制し、14年ぶり2度目のG1勝利を達成。通算803勝。
 
 私生活では2020年に結婚。昨年6月に第1子となる男の子が誕生。昨年秋のG1勝利と子どもの誕生を後押しに、今年はさらなる飛躍が期待されていた。
 
(文/豊田武志)