英BBCのドキュメンタリー番組などで旧ジャニーズ事務所による性加害問題を追っている、ジャーナリストのモビーン・アザーさんとディレクターのメグミ・インマンさんが10日、日本外国特派員協会で同問題に関しての記者会見を開いた。
アザーさんは、3月30日に放送（翌31日に再放送）したBBCのドキュメンタリー番組、昨年報じたジャニーズ問題に関する続編および関連するYouTube動画などで、SMILE-UP.（旧ジャニーズ事務所）の社長・東山紀之さんに対し、鋭い質問をぶつけたジャーナリスト。
この日、SMILE-UP.と全く切り離されていない新会社・STARTO ENTERTAINMENTが、なし崩し的に本格稼働を宣言し、これを記念してのライブを東京ドームで開催することについて、アザーさんは「補償も全く完了していない中で、開業記念ライブを行うことは“無神経”です」とハッキリ否定的な立場を表明した。
なお、SMILE-UP.が3月末に公表した、最新の補償進捗状況は以下のとおり
補償受付窓口への申告者数 973人
補償内容の通知者数 413人
補償内容の合意者数 356人
補償金の支払者数 324人
（文／福田優太郎）