7日、楽天モバイルパーク宮城で行われた楽天対ソフトバンクの一戦は、楽天が3-2で逆転勝利。楽天は連敗を3でストップするとともに最下位から脱出した。
一方のソフトバンクは、首位の座は守ったものの、この日、日本ハムに11-1と大勝した西武に並ばれた。
開幕から3カード連続の勝ち越しということで、ソフトバンクファンは現状への不満は少ないようだが、そんな中でも、主砲の山川穂高に対する怒りの声は日に日に増してきている。
山川は開幕戦でこそ、オリックスのエース・宮城大弥から決勝ホームランを放ったものの、以降は8試合ノーアーチ。5打点を記録しているが、1本のホームラン以外は、いずれもゴロのヒットによるもので、打球を上げることができていない。
そのため、対戦チームのバッテリーは、比較的、プレッシャーなく攻めの配球をできているように見受けられる。
山川はもともと守備にやや難があり、打てていればさほど問題視されないのだろうが、9試合を終えて打率.176、1本塁打、5打点、出塁率.263、OPS.675、得点圏打率.182という低調な打撃内容。そこへ来て、7日の楽天戦では、失点にこそつながらなかったものの、8回の守備で捕球エラーをし、ピンチを招いてしまった。
そのため、「打てないうえに守れない」「ただでさえ素行に問題があってネガティブ要素が大きかったのに、こんな成績じゃ12億円をドブに捨てたようなもの」など、厳しい声がSNSのあちこちに散見する状況となっている。
ソフトバンクファンの怒りを鎮めるためにも、山川の打棒爆発に期待がかかる。
(文/中牟田晃)