7月18日に急逝してから、あと1週間あまりで5ヶ月が経過しようとしている俳優の三浦春馬さん。
原因が不明で、あまりにも唐突な自死という最期だっただけに、今もなお悲しみの只中にいる方が多いだろう。
また、死亡当日の経緯についての所属事務所アミューズの発表についても不可解な点があると言った指摘や、それに伴う“陰謀論”などの過剰な憶測やデマも後を絶たない状況にある。
そんな三浦さんの、最後の主演映画『天外者(てんがらもん)』(配給:ギグリーボックス)の公開が明日11日に迫っている。
三浦さんは、幕末の薩摩藩士で偉人の五代友厚を演じている。NHKの朝ドラ『あさが来た』でディーン・フジオカさんが演じていた人物と言えば分かりやすいだろうか。
そして、五代の妻・豊子を蓮佛美沙子さん、坂本龍馬を三浦翔平さんが演じている。
三浦春馬さんの並々ならぬ熱意
「先日行われた試写会で蓮佛さんが、そして『ananニュース』(マガジンハウス)で三浦翔平さんが、それぞれ『天外者』の制作サイドとは別に、三浦春馬さんから直接『一緒にやりたい』とオファーをもらい、出演を決めたと語っていましたね。
他の作品ではあまり三浦さん直々にオファーをしたという話を聞いたことがありませんでしたので、『天外者』に対する三浦春馬さんの並々ならぬ熱意を感じます。
今後、三浦春馬さんの新たな主演作品を味わうことは叶わなくなりましたが、相当な熱量で臨んだ『天外者』でしょうから、期待したいですね」(メディア記者)
まさしく「てんがらもん」の語源である“天からの授かりもの”と意識して、『天外者』をしっかりと見たいと思う。
(文/窪田翔吾)