英BBCニュースが、30日に放送を予定している、昨年報じたジャニーズ問題に関するドキュメンタリー番組の続編に先立ち、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の社長・東山紀之さんへのインタビューの様子について記事を出した。
東山さんは、大きく以下の3点について言及している。
・ジャニー喜多川以外にも2人、性加害者がいる
・上記加害者を被害者が刑事告訴するなら協力するけど、被害者が誰だか分からない
・誹謗中傷は無くしたいが言論の自由もある
社内調査の結果、ジャニー喜多川以外にも2人の事務所スタッフがタレントを性的に虐待していたことが判明。この2人はいずれも存命だという。
ただし、この加害者2人についてSMILE-UP.として警察への情報提供は行っていないとのこと。また、被害者がこの2人について刑事告訴するなら全面的に協力するとしつつ、被害者が誰なのか把握していないという。
また、ジャニー喜多川さんからの被害を告白した者が、殺害予告や誹謗中傷といった二次被害に遭い続け、これを苦にして自殺した者までいることについては認識しており「誹謗中傷を無くしたい」と話す一方「言論の自由もある」と話したという。
このようなスタンスで、「被害者の補償と救済に全力を注いでいる」と言えるのだろうか。
(文/福田優太郎)