神戸大学のバドミントン同好会“BADBOYS”が、春合宿のため宿泊した旅館の天井に穴を開けたり、障子を破ったり、壁にキムチを投げて汚したり、縦置きの灰皿を倒すなどし変形させ破壊したりした問題。
3月25日、神戸大学は会見を開き、BADBOYSの顧問・宋明良さんが「障子を破ったことについては勘違いがあった」と説明した。
宋さんは、障子を破る行為について「学生が部屋に入室した時、既に障子の穴が一部で開いていたみたいです」と説明。その後、学生が旅館側に「自分たちが破ったと後で言われるのは嫌なので。写真を撮って確認してもらえますか?」と願い出ると、旅館側に「後で張り替えるので大丈夫です。写真撮らなくてもいいです」と回答を受け、「(破らないように)気を付けてくださいね」と注意喚起を受けたという。
旅館側は「穴を開けた場合は言ってください。言ってくれたら、きれいにするのを協力してもらいます」などと、賠償対応についても伝えていたという。
ところが、学生が会話を伝聞するうちに「穴を開けてしまったら剥がしてしまってください、と言われた」との認識に至り、「それなら好き放題に暴れて破ってから剥がせばいいか、という思考を持った」という趣旨の説明をした。
何をどう解釈したら、そんな伝聞結果になるのか。仮に百歩譲って、そんな伝聞結果を聞いたとしても、違和感を覚え再確認しようとする者はいなかったのか。
成人した者ばかりの団体による狂気の沙汰に、SNSを中心に呆れと怒りの声が噴出している。
(文/石田良治)