大谷翔平選手をMLB移籍のときから長年支え続けてきた、通訳の水原一平さんが「スポーツ賭博」により、ドジャースから20日付で解雇された。
複数の関係者から情報を得たESPNによると、水原さんは「連邦政府の調査を受けている南カリフォルニアのブックメーカー(賭け事の取扱業者)にギャンブルで借金をつくった。大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金された」ことが発端だという。
連邦捜査当局が南カリフォルニアのブックメーカーを運営するマシュー・ボウヤーさんを捜査している中で明らかになった。大谷の銀行口座からボウヤーさんの関係者に複数回、送金されていることを確認。少なくとも昨年9月と10月の2度、50万ドル(約7600万円)ずつ大谷の口座名でボウヤーさんに送金されているという。
水原さんは、この送金には大谷選手が一切関与していないと説明。
大谷選手の大ファンであることを公言している野球アナリストのベン・バーランダーさんが、開幕戦が終わった後、チームメイトへも水原さんは「すべて自分の過ち」「自分はギャンブル依存症」と話していたというエピソードをSNSで明かしている。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している