SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の井ノ原快彦さんが20日、朝のバラエティー番組『ラヴィット!』(TBS系)に生出演した。
番組冒頭に大歓迎を受けると、その後も各企画で晴れやかな表情を見せていた井ノ原さん。
これだけでも、「ジャニーズ問題」はいずこへ?という疑問を禁じ得ないところだが…。
井ノ原さんはタレントであると同時に、Annex(旧ジャニーズアイランド)の社長、SMILE-UP.のほとんどのタレントがマネジメントorエージェント契約を結ぶと言われているSTARTO ENTERTAINMENTのCOO(最高執行責任者)でもある。いわば“三刀流”プレイヤーなのだ。
STARTOの福田淳CEO(最高経営責任者)は、「自身はあくまでも経営のプロ」「タレントのマネジメントに関する部分は井ノ原さんに任せる」といった方針をこれまでに明言しており、デビュー組もジュニアも、すべてのタレントが井ノ原さんの手中にあるも同然の状況となっている。
ジャニーズ問題が起こるまでは、東山紀之さんが、問題が大きくなって以降は木村拓哉さんが「ジャニーズの長男」という位置づけで広く報じられている。
東山さん、木村さんがこのように呼ばれることで、「シン・ジャニーズの長男」井ノ原さんの謎の三刀流体制に異論が出ることを巧妙に矮小化しているのではないだろうか。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中