プロボクシング日本ライトフライ級の4代目ユース王者の坂間叶夢選手が、17日に急逝していたことが分かった。20歳だった。実父でセコンドを務めていた一平さんがX(旧Twitter)で報告した。
叶夢さんは、2023年12月に行われた対ジョン・ポール・ガブニラス戦(TKOで勝利)で拳を負傷し、2024年3月にはロードワーク中に足を負傷。
18日に予定されていた大木彪楽選手とのユース王座初防衛戦の試合交渉を年末から進めていたため、痛み止めを打ってランニングの代わりにプールでトレーニングするなど、必死に試合に間に合わせるべく調整を行っていたという。
しかし、試合の開催2日前となる16日に体調不良により棄権を発表。
17日に急逝したことについて、一平さんは「出場しようと最後までどんなボクサーより頑張りました」「試合をキャンセルした自分を許せなかったんだと思います」と叶夢さんの想いを推し測り、「叶夢は断ることをしないので、試合を止めれなかった責任は自分にあります」と責任を背負いこんだ。
(文/樋口健太郎)