恋愛感情を悪用して男性3人から計1億5000万円をだまし取ったとして詐欺罪、その所得を申告しなかったとして脱税罪などに問われている「頂き女子りりちゃん」の裁判で、15日、検察側は懲役13年と罰金1200万円を求刑した。
“頂き女子りりちゃん”こと渡邊真衣被告は、「借金を返済しなければいけない」などの嘘により男性3人から計1億5500万円余りをだまし取ったほか、その所得を申告せずに4000万円を脱税した罪などに問われている。
この求刑に対しては、「罰金はしっかり取るべきだけど、求刑時点とは言え13年って重すぎるやろ。性犯罪は、レイプしてても求刑7~8年、実刑5年とかなのにバランスがおかしい」「執行猶予がついていいくらいだと思うのに、明らかに見せしめのために刑を重くしようとしてる」「え?このくらいの詐欺で13年求刑!?」といった声が上がっている。
2022年3月15日深夜から翌16日未明にかけて、滋賀県大津市内で発生した、滋賀医科大生=長田知大、片倉健吾、木下淳弘の3人による女子大学生1人に対する集団での強制性交については、明確に拒否した被害者に長時間性的暴行を加えた行為がありながら、3人の被告への求刑はいずれも懲役7~8年だった。(長田被告は5年6月、片倉被告は5年、木下被告は2年6月で一審判決、いずれも控訴中)
(文/石田良治)