2月に入り、「キネマ旬報ベスト・テン」の“読者選出日本映画第1位”“読者選出日本映画監督賞”をW受賞。
さらに「東京新聞映画賞」にて“大切な人に薦めたい映画”としても選ばれた、映画『天外者』（配給：ギグリーボックス）。
幕末から明治にかけての偉人で、現在放送されているNHK大河ドラマ『青天を衝け』で吉沢亮さんが演じている渋沢栄一と「東の渋沢、西の五代」と並び称された五代友厚を主人公として描かれた物語である。
この五代を演じているのが、昨年7月に急逝された俳優の三浦春馬さん。
『天外者』は三浦さんにとって最後の主演映画であり、多くのファンの後押し、さらには2月の一般ファンによる各賞の受賞も追い風となり、今もなお絶賛上映中であり、これからも追加上映や再上映、あるいは再々上映を予定している劇場がいくつもある状況だ。
ふつう２～３週間で終わっちゃうんですけど
「2日に、これまで5度の上映期間延長を報告していた、千葉県旭市のショッピングセンター内にある『サンモールシネマ』さんが、公式ツイッターにて“おかげさまで #三浦春馬 さん主演 『 #天外者 』はまたも終了日が延長となりました”“こういう封切から遅れての作品は、ふつう２～３週間で終わっちゃうんですけども、天外者は1/15スタートですから2か月ほどのロングラン！本当にファンの皆さんのおかげです”と、6度目の上映期間延長の報告とファンへの感謝の言葉を綴っていましたね。
上映開始や上映期間延長のお礼としてファンからお花の贈り物が届き、それに対しサンモールシネマさんがお礼のツイートを投稿するなど、ファンとの交流も盛んなサンモールシネマさん。
今回の6度目の上映期間延長は、『天外者』をまだまだ見たいというファンたちへの最高のプレゼントとなったのではないでしょうか」（メディア記者）
現時点では、サンモールシネマでの『天外者』の上映終了予定は“3月11日(木)”となっている。
異例の上映期間延長の繰り返しは、来週もまた聞かれるだろうか。その動向に、引き続き注目したい。
（文／西野麻衣）