一昨年、フジテレビ系で放送された川口春奈さん主演ドラマ『silent』で、聴覚にハードルのある若者を好演し、俳優としての評価を一気に高めるとともに、抜群の好感度も獲得した、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)のアイドルグループ「Snow Man」の目黒蓮さん。
その評価と好感度の高さにより、目黒さんには次々と仕事が舞い込む状況が続いてきたのだが…。
目黒さんは昨年末、グループの公式YouTubeで実施した配信ライブコンサートで、《僕たちを必要としていない人達もいるのはそれは当たり前で、それだったら“曇ってる目”ではなくて、僕たちを心の底から見たいと思ってくれてる皆さんのために送るステージで、皆さんに感謝を伝えたり皆さんを笑顔にできたらいいなって思った》と発言。
これが「『Snow Manを観たくない人たちは目が曇ってる』って、めちゃくちゃなこと言ってる」などの批判を集めた。
そして、今月7日、キリンHD(キリンビバレッジおよびキリンビール)が自身との新規契約を結んだことを受け、性加害を中心とした、いわゆるジャニーズ問題に対する企業の姿勢について、自身のインスタグラムで長文でお気持ちを表明。
スペースの都合上、ここでは全文掲載を控えるが、特に問題視されている箇所を以下に記す。
《たくさんの考え方や、違う思いをお持ちの方々が多くいらっしゃるのも理解しています。
ただ、キリンビバレッジさん、キリンビールさんは目をそらすことなくこの問題を受け止めてくださり、厳しく、温かく、僕に対してまで寄り添い続けてくださったことだけはお伝えさせてください。
直接たくさんの言葉や考えを受け取って、問題としっかり向き合い、話し合い、何をすることが人権を守るということなのか深く考えてくださり、僕は本当に自分の心を守ってもらいました。》
これに対して、「“契約を切った企業が直視していて、キリンは問題から目を逸らした”の間違いでしょ」「無理矢理にキリンを立てようとしすぎ」「まるで、人類史上最悪とも言われる性加害、児童に対する人権侵害を起こしたジャニーズとの契約を打ち切る決定をした企業が悪者みたいな言い方。あらためて目黒蓮という人間のヤバさを感じた」といった指摘が噴出した。
「silentのお芝居を見てすごく好きになってましたけど、自身の所属する事務所のやってしまったことをきちんと捉えず、自分がその団体の一員であるって自覚が全く感じられないのは、思っていた人物像と違いすぎます。一発で気持ちが冷めました」「ドラマでのキャラクターとは違って、超がつくほどに自分勝手、利己的なんだと思い知らされた」「今後、目黒さんが出ている作品は一切見たくありません」といった声がSNSでは多数見られるようになっている。
(文/福田優太郎)