テレビ東京の石川一郎社長が29日、都内にある同局内で定例会見を行った。
創業者で元社長のジャニー喜多川さんによる性加害問題などを受け、SMILE－UP．（旧ジャニーズ事務所）所属タレントの新規出演を見合わせていることについては、「何か変更があったということはありません」とし、方針を継続していることを表明。
「補償問題が進展しているとは聞いていますけれども、新会社と元の会社の関係とか、権利問題の処理とかがどうなっているのか、まだまだ明らかになっていない部分がある」と、他の民放各局がしれっとスルーしている問題の核心を突いた。
ファンクラブや楽曲その他の権利等については、売却した場合はもちろんのこと、無償譲渡した場合でも莫大な税金という形で、必ず資金が必要になる。この点について、SMILE-UP.およびSTARTO ENTERTAINMENTは一切明らかにしていない。
そのため、STARTOは4月を目途に本格稼働予定と表向きの発表こそしているものの、テレビ東京が指摘している点については、疑問の声が多数上がっている。
（文／福田優太郎）