2020年7月に急逝した俳優の三浦春馬さん。18日は、三浦さんの43回目の月命日だ。
三浦さんの死には、いくつもの不可解な点がありながら、3年半以上の月日を経た今も、そのほとんどが解明されないままとなっている。
子役時代からの長きにわたるキャリア、交友関係の広さを考えれば、当然に三浦さんの名前を挙げたエピソードがいくつも聞こえてきそうなものだが、エピソードはおろか三浦さんの名前すらも、業界内では禁忌なものとして扱われているきらいがある。
そんな中、かねてより「三浦さんが役者を志すきっかけになった人物だ」と公言してきた新田真剣佑さんが、18日放送の中居正広さんと二宮和也さんのダブルMCによるトークバラエティー『だれかtoなかい』(フジテレビ系)に真木よう子さんとともにゲスト出演。
あらためて、15歳の時にビデオで三浦さんが出演する作品をいくつも鑑賞し、「作品というよりも、三浦さんが刺さった」と、憧れを抱き始めた当初の思い出を回想した。
ところが、18日のうちに、この日の『だれかtoなかい』について、いずれもスポーツ紙が13本ものネットニュース記事を掲載したものの、このうち三浦さんについて触れた記事はスポニチアネックスによる1本のみ。この1本でも表題(タイトル)には三浦さんの名前は使われていない。
メディアによる三浦さんに対する“いじめ”のごとき仕打ち、何らかの力に対する“忖度”は、今後も根強く続いていくのだろうか。
(文/窪田翔吾)