昨年7月18日に急逝しこの世を去った俳優の三浦春馬さん。
三浦さんが最後に主演を務めた映画『天外者』(配給:ギグリーボックス)は、5人、5作品と選ばれる「日本アカデミー賞」の優秀賞や、オールナイトニッポン(ニッポン放送)リスナーが選ぶ「日本アカデミー賞」の話題賞には残念ながら選ばれなかった。
話題性や注目度を考慮すると「違和感がある」などの疑問の声が沸き起こるのもいたしかたないかとも思うところだが……。
とは言え『天外者』は、2月に入り「キネマ旬報ベスト・テン」にて“読者選出日本映画第1位”“読者選出日本映画監督賞”をW受賞。
さらには、「東京新聞映画賞」も受賞するなど高い評価を得ており、封切から2ヶ月半を経過したこれからも、全国各地で“追加上映”が控えており、ロングランはいつまでも続いていきそうな状況にある。
“ドライブインシアター”4つの会場でも追加上映
その流れの強力さを証明する新たな発表が26日に『天外者』公式ツイッターで行われた。
“ドライブインシアター”での『天外者』上映について、すでに発表されていた8会場(2/21(金)のイオンモール筑紫野はすでに終了)に加えて、4つの会場でも追加上映されると発表されたのだ。
「3/12(金) イオンモール大高(愛知県)」「3/19(金) イオンモール下妻(茨城県)」「3/19(金) イオンモール新潟南(新潟県)」「3/27(土) イオンモール鶴見緑地(大阪府)」
以上の4会場である。
通常の映画館でも換気機能が優れているため、新型コロナウイルスの感染防止の一定の効果は期待できる。
だが、ドライブインシアターの場合は、車内という完全プライベートな空間で、外部との接触が極めて少ないため、より一層安全性が高い。
映像は大スクリーンに投影されたものを観ながら、音声はカーステレオのFMラジオから聴く形式のため、音量調整も可能であり、おしゃべりや泣いたり笑ったりもオールフリーという特長がある。
詳しいスケジュールやチケット購入、上映の内容についてはイオンシネマのホームページなどで確認いただき、足を運べる方はぜひ鑑賞を検討されてみてはいかがだろうか。
わずか1週間ほどの間に、7会場での予定が11会場に増えたことを考えると、今後もますます増えていくことが期待できる。
今後の動向からも目が離せない。
(文/西野麻衣)