日本各地で、東京五輪の聖火リレーでランナーを務める予定の著名人が辞退を表明する状況となっている。
26日、ランナーを予定していた五木ひろしさんが「スケジュールが合わなくなった」との理由で辞退したことを、福井県が発表した。
また、同じくランナーを予定していた常盤貴子さんが「スケジュールが合わなくなった」とのことで辞退したことを、石川県が26日に発表した。
福井県では、五木さんの代わりに2008年北京五輪のバレーボール日本代表で同県出身の荻野正二さんが参加。
石川県では、常盤さんの代わりに演劇などを通じて同県と縁のある若村麻由美さんが参加すると、それぞれ発表されているのだが……。
辞退する方は増える可能性が高い
「ワクチン接種が一部で始まったとは言え、世界的にコロナ禍は続いており、いまだ五輪本番が今夏に実施できるのかどうかも不透明ですからね。
しかも、できるだけ密を避けるべき現状で、人が集まってしまう著名人を起用してのリレーの実施にも疑問符が付きます。
特に著名人の場合は、スケジュールどおりに実施されるか分からない聖火リレーに、他の仕事を断ってまでスケジュールを空けておくのはどうなのかと感じていた部分はあるでしょうから、今後も続々と『スケジュールが合わなくなった』ことを理由に辞退する方は増える可能性が高いでしょうね」(メディア記者)
聖火リレーもそうだが、結局、五輪開催の行方はどうなるのだろうか……。
(文/有村和巳)