昨年7月の逝去から7ヶ月以上が経過した俳優の三浦春馬さん。
三浦さんについて、「週刊新潮」(新潮社)の2月25日号では実母や、実父の兄、つまり三浦さんの伯父らが語ったとされる内容が記されているのだが……。
「三浦さんが5年ほど前から母親との連絡を断っていたこと、そのことに関する母親の見解であったり、約20年ぶりに再会を果たしていた実父と三浦さんの関係であったりということが詳細に綴られていますね。
『話してくれた』『教えてくれた』という感覚
ただ、いずれも三浦さんがなぜ唐突な最期を迎えるに至ったのかを想像するヒントになるような話ではなく、完全に故人の尊厳をいたずらに傷つける内容になっているように感じます。
実際、『知りたいのはそこじゃない』という指摘は多く見受けられます。
無論、逝去から7ヶ月以上が経った今となっては、ますます分からないことだらけになっているとは思いますが、三浦さんとの突然の別れが『なぜ』訪れたのか。
亡くなる直前や数日前にどんな様子だったのか、近くで見ていた所属事務所アミューズの方々や、亡くなる前日も撮影を行っていたドラマ『カネ恋』チームらの目には、三浦さんはどのように映っていたのか、このあたりをファンは知りたいんだと思うんですよね。
もちろん、『そんなことを知ってどうする?』という声もありますが、突然訪れた出来事のショックや悲しみの大きさを少しずつ癒やすためには、『あぁ、そうだったんだ』という感覚を得ることは大事だと思います。
それが、新たな事実を伴っているかどうかということよりも、『話してくれた』『教えてくれた』という感覚こそが重要なのではないかと。
『近くにいた方々にも分からないことだったんだな』と感じられるだけでも大きな効果はあると思いますので、今さらなどということはなく、アミューズが会見を開くことが一定の効果と落ち着きをもたらすのではないかと思いますよ」(メディア記者)
いまだショックや悲しみの只中にいる三浦さんのファンの心が癒える日が、1日でも早く訪れてほしいと切に願う。
(文/窪田翔吾)