8日の「スポニチアネックス」(スポーツニッポン新聞社)が、巨人がFA宣言をしているDeNAの井納翔一投手、梶谷隆幸選手をどちらも獲得することが決定的になったと報じている。
実際に交渉がまとまることになれば、菅野投手のメジャー移籍が実現したとしても、巨人は戦力ダウンをある程度で留めることができるのではないかと思うが……。
「つい先日、ソフトバンクに2年連続での日本シリーズ4タテを許すという、プロ野球史に残念な形で記録を残すハメになった巨人。
このFA補強策には呆れるしかありません
その要因として『DH制の有無以上に、同一リーグの球団から主力選手を強奪し戦力補強をするというスタンスこそが、リーグ全体のレベル低下を招き、埋めがたいパ・リーグとの差が生まれた』という旨の指摘が、ファンからもプロ野球関係者からも多く聞かれたんですがね。
その指摘を完全に無視する形でのこのFA補強策には呆れるしかありませんよ。
これで、DeNAの戦力を削ぐことができ、来季のリーグ3連覇の可能性は高まることになるかもしれません。
ですが、それと同時にリーグ全体のレベルダウンを招くことで、ますますパ・リーグとの力の差は広がっていく可能性が高いと思いますよ。
まるでパ・リーグに歯が立たなくとも、セ・リーグを3連覇、4連覇とできればいいと開き直っているように感じますね。
来年もソフトバンクに日本シリーズで4タテされる、悪夢のような未来が容易に想像できます」(スポーツ記者)
もう巨人は「球界の盟主」に戻る気はさらさらないということだろうか。
(文/有村和巳)