ウクライナ出身で日本に帰化し、「第56回ミス日本コンテスト2024」でグランプリに輝いた椎野カロリーナさん。
グランプリ獲得直後は、そのアイデンティティーをめぐり「日本人とは」との物議を醸したカロリーナさんは、2月1日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に不倫疑惑を指摘された。
これを受け、ミス日本協会は同日、「記事から読み取れる事実は、妻子ある男性が“独身である”旨を述べて女性に近づいたためにおきたことであり、女性側には非がないと考えております。ミス日本協会は椎野カロリーナに問題があったとは考えておりません」との声明を発表。
カロリーナさんの所属事務所「フリー・ウエイブ」も同日、「カロリーナ本人と事実確認を重ね、週刊文春には『不貞行為の事実はない」と回答させて頂きました」とコメントしていた。
しかし、「フリー・ウエイブ」が5日、「椎野カロリーナに関するご報告」と題した文書を公開。椎野さんが相手が既婚男性と認識しながら交際を続けたことが明らかになったとし、「本人から当事務所の所属解除の申し入れがありましたため、当社は受理致しましたことをご報告申し上げます」と報告した。
ミス日本協会も同日、公式サイトに「ミス日本グランプリの辞退について」と題して文書をアップ。「本日2月5日、ミス日本グランプリを受賞した椎野カロリーナ本人より、一身上の都合により、これを辞退したいとの申し出がございました」と本人からの辞退申し入れを報告し、「ミス日本協会はこれを受理し、2024ミス日本グランプリは『空位』といたします」と発表した。
幼少期から日本で生活し、帰化によって日本国籍を取得までして掴んだ「ミス日本」の肩書は、不祥事により水泡に帰してしまった。
(文/福島秀明)