昨年、事務所の創業者で元社長・ジャニー喜多川さんによる性加害を中心に、様々な問題が露見し、社名をSMILE-UP.へと変更した旧ジャニーズ事務所。
タレントのマネジメントおよびエージェントについては、STARTO ENTERTAINMENTを新設し、4月頃までに同社の本格稼働を目指し、SMILE-UP.は性被害者たちへの補償・救済に専念していくという方針を示している。
しかし、主だった所属タレントがSTARTOと契約を結んだという話はなかなか聞こえて来ず、実質的にはSMILE-UP.がすべての舵取りを続けているというのが実情。
また、指名NGリストおよび指名候補リストの存在が発覚し、ほぼ意味のないものとなった2度目の記者会見についても、すでに3ヶ月が経過したが、いまだに“やり直し”の会見の話は上がっていない。
そんな中、14日の「現代ビジネス」(講談社)では、このように報じている。
テレビ朝日の番組は「ABEMA」で配信することで、テレビだけでなくネットで見てもらうという好循環が生まれているにもかかわらず、旧ジャニーズのタレントが出ているとABEMAで配信することができない。
その理由は、ABEMAに元SMAPのメンバー(=稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さん)で結成された「新しい地図」や、滝沢秀明さん率いるTOBEの面々(三宅健さん、平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さん、北山宏光さん、IMP.など)が出演しており、こことバッティングする状況が問題視されているからなのだという。
先の会見では、東山紀之さんや井ノ原快彦さんが「今後は圧力や忖度なんか必要ない」と宣言していたが、最も関係が深いテレビ朝日においては、今も圧力・忖度が健在なようだ。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中