西武がソフトバンクにFA移籍した山川穂高内野手の人的補償として、和田毅投手を指名する方針を固めたと、10日の「日刊スポーツ」が報じている。
和田投手は、早稲田大卒で2002年に自由枠でソフトバンクの前身であるダイエーに入団。1年目に14勝を挙げ新人王を獲得。2010年の最多勝、MVP、ベストナイン。2011年オフにFAでMLBオリオールズへ移籍し、2014年にカブスでメジャーデビュー。16年にソフトバンクに復帰し、最多勝、最高勝率。昨季は球団最年長勝利を含む8勝を挙げ、日米通算163勝のレジェンド投手。
今季からソフトバンクの監督となった小久保裕紀監督とは、現役時代をともに戦った同志であり、小久保監督はすでに和田投手の今季ローテーション入りを確約する発言をしていた。
山川選手は3度の本塁打王を獲得した打力が魅力とは言え、昨季は17試合の出場にとどまり、本塁打0、打点5。プライベートでの問題があった中であることを差し引いても、衰えが著しい印象。
西武ファンからは「海老で鯛を釣ることができました。山川さんありがとうございました」「昨年1年間、散々ふざけた態度で不愉快でしたが、こうして和田投手を引き出してくれて、感謝です」など、山川選手への掌返しの声が増えている。
(文/有村和巳)
~ライター略歴~
静岡県出身
大学までは野球部で白球を追いかけていた
今は野球を中心にスポーツ全般の記事を執筆している