昨年12月27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に飲み会での「性加害」を報じられた、ダウンタウン・松本人志さんとスピードワゴン・小沢一敬さん。
松本さんが所属する吉本興業は「事実無根」と否定したものの、松本さんと小沢さん本人は具体的なコメントなどを避け続けていることで、次第に旗色が悪くなっているようにも見えていたが…。
松本さんが5日昼過ぎ、今年に入って初となるX更新を行い、「とうとう出たね。。。」と短いコメントを投稿。この日、「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)が掲載した、被害に遭ったと主張しているA子さんと小沢さんのLINEやり取りのスクリーンショットを添えた。
スクリーンショットによると、A子さんは飲み会が終わってからすぐのタイミングで小沢さんに対し「今日は幻みたいに稀少な会をありがとうございました。会えて嬉しかったです。松本さんも本当に本当に素敵で、●●さんも最後までとても優しくて小沢さんから頂けたご縁に感謝します。もう皆それぞれ帰宅しました。ありがとうございました」と、いくつも絵文字を交えたメッセージを送っていたということになる。
もちろん、このスクリーンショットが本物で、A子さんが本心からこのメッセージを打っていたのであれば、風向きは大きく変わってくるだろう。
しかし、捏造の可能性についても考慮をしなければいけないだろうし、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の際に多くの方が学んだであろう「グルーミング」の可能性についても十分に考慮する必要があるだろう。
性被害者は、自身の精神を保つため、あるいはさらなる攻撃から身を守るなどのため、時として本心とは違う言葉を言ったり送ったりするというアレである。
また、既出の文春砲でも被害者はA子さんだけでなくB子さんがいる。そして、来週にも出ると見られている第2弾では、さらに多くの被害者が声を上げているのではないかと言われている。
松本さんが「とうとう出た」と自信ありげに投稿したスクリーンショットは、果たしてそこまで大きな効果を生むものとなるだろうか。
(文/吉良栄蔵)