松本人志、スピードワゴン小沢一敬と共謀し「性加害」文春砲被弾も…後追い大手メディアはわずか1社 「忖度」体質またも浮き彫りに | The Audience
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松本人志、スピードワゴン小沢一敬と共謀し「性加害」文春砲被弾も…後追い大手メディアはわずか1社 「忖度」体質またも浮き彫りに

松本人志・小沢一敬

 お笑い界の最重鎮、ダウンタウンの松本人志さんの「性加害」疑惑を、26日の「文春オンライン」および27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が報じた。

 松本さんは、スピードワゴンの小沢一敬さんに3~4人の女性と、女性と人数が同じになるよう、懇意の放送作家やタレントの男性を集めさせ、高級ホテルのスウィートルームなどで飲み会を開催。
 
 この飲み会では、小沢さんの仕切りで、松本さんと各参加女性が順番に2人きりになるよう仕向けられ、松本さんは女性の同意を得ないままに「俺の子どもを産めや!」などと迫り、拒否する女性にも無理矢理、口腔性交や手淫を強いていたという。

 被害女性は、事前に性接待があるとは全く説明を受けていなかったようだ。
 
 また、場所こそ一泊30万円級のホテルの一室だが、松本さんが女性に渡したのは足代の1万円ほど。被害者によっては、一切の現金を渡されていない場合もあるとのこと。
 
 性加害問題が大きくクローズアップされている中での、特大の文春砲。真偽不明な部分がありながらも、大手メディアがこぞって後追い報道をしそうな、そして、すべきテーマである。

 ところが、テレビはもちろんのこと、週刊誌、スポーツ紙といった、この手のスキャンダルにはすぐさま反応するメディアが、今回は沈黙を続けている。
 
 Yahoo!ニュース、Googleニュースという巨大プラットフォームを通じて見てみても、Yahoo!には文春の記事があるのみで後追いは皆無。Googleには「アサジョ」(徳間書店)が唯一、《松本人志に「性加害告発」報道で「スポンサー降板ラッシュ」の危機》とのタイトルで後追い記事を掲載している。

 SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の性加害問題では、沈黙を続けた自社の姿勢を悔いていたはずの多くの大手メディアが、いともかんたんに同じ「忖度」という轍を踏もうとしている。
 
(文/永野正道)