お笑いコンビ「ハリセンボン」の近藤春菜さん、箕輪はるかさんが、コンビで揃って吉本興業を退社することが分かった。
タレントのベッキーさんらが所属する芸能事務所「GATE」にコンビで揃って移籍する。
2人は、NSC東京校9期生。これまで近藤さんがエージェント契約、箕輪さんは専属マネジメント契約をそれぞれ吉本と結んでいた。関係者によると、円満退社だという。
一方で、ここに来て、エージェント契約を結んでいた芸人たちの契約終了などが相次いでおり、今回の退社・移籍について「加藤の乱の粛清に見える」「結局は、闇営業問題で事務所に反旗を翻した人たちは全員、吉本を去ることになってるなあ」といった声も聞こえてきている。
近藤さんは、吉本を中心にお笑い界に激震が走った闇営業問題の際、吉本の姿勢に疑問を呈した加藤浩次さんの、いわゆる「加藤の乱」において、加藤さんに賛同。その結果、エージェント契約を選択することになった。
《近藤春菜さんのコメント》
皆さん、私事で、失礼致します。
私たちハリセンボンは、今年いっぱいで吉本興業を退社することに致しました。
今まで、私がエージェント契約、はるかがマネジメント契約という異なる契約形態で、この3年間活動してきましたが、来年芸歴20年という節目もあり、足並み揃えようと二人で話し合い、決めました。
吉本興業に所属させていただいていたからこそ、まず、はるかに出会えましたし、たくさんの方々に出会え、たくさんのお仕事をさせていただき、たくさんの応援してくださる方にも出会い、色々な素晴らしい景色を見させていただきました。
何事にも代え難い宝物の時間です。
吉本興業には、感謝の気持ちでいっぱいです。
今回のことで、吉本興業の方々も頑張れ!と背中を押してくださいました。
私たちはハリセンボンとして、芸人を続けていきますので、これからも変わらずに、みなさんに楽しんでいただけるお仕事を頑張りたいと思います!
引き続き、ハリセンボンをよろしくお願い申し上げます。
ハリセンボン 近藤春菜
《箕輪はるかさんのコメント》
私たちハリセンボンは、デビューから長くお世話になった吉本を離れ、2人そろって新しい環境に踏み出すことにしました。
春菜がエージェント契約となってから3年ほど経ちますが、その間、自分たちのこれからについて話し合う機会が増えました。
皆さまに楽しんでいただける芸人でいるために、2人の歩幅を合わせることが大事ではないかと思うようになりました。
そして時間をかけて結論を出し、吉本の方々にもご理解と励ましのお言葉をいただきました。
吉本興業に所属させていただいたことで、子供の頃にテレビで見ていて憧れだった先輩方とお仕事ができたことや、たくさんの同期と後輩の皆さんに恵まれたことを誇りに思います。
育ててくださった社員の皆さん、本当にありがとうございました。
ハリセンボンのこれまでにない大チャレンジとなりますが、これからも変わらず応援してくださる方が一人でも多くいてくだされば嬉しいです。
ハリセンボン 箕輪はるか
(文/中野慎二郎)
~ライター略歴~
東京都中野区出身
演劇&音楽を愛しアーティスト活動を20年に渡り行うも鳴かず飛ばず
2017年より自身の経験と人脈ををもとにフリーライターとして活動