22(金)~24(日)に放送された主だった地上波番組の視聴率(ビデオリサーチ調べ)が、25日の午前中から昼過ぎにかけて、スポーツ紙を中心に続々と報じられた。
抜群の数字を記録したのは24日夜に放送された『M-1グランプリ2023』(テレビ朝日系)で、関西地区では世帯平均で28.0%、瞬間最高で32.2%、個人平均でも21.4%と、昨今のテレビ番組としては驚異的な数字がずらり。
関東地区でも世帯平均で17.2%、瞬間最高で20.8%、個人平均で12.2%を記録した。
ほかにも各局の連続ドラマなどの視聴率がしっかり報じられている中、昨年までであれば当然のように数字が公表されていた『ミュージックステーション(Mステ)』については一切報じられていない。
『Mステ』は22日に、18時30分から約4時間半に渡りスーパーライブの模様を生放送。性加害問題がいまだに解決からは程遠いSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)から、Snow Man、SixTONES、King&Prince(キンプリ)、なにわ男子、King Kids、関ジャニ∞と6組を出演させていた。
TVALnow調べのリアルタイム視聴率では、Snow ManとSixTONESについては、出場50組の中でも上位に入る視聴率を記録していたものの、他の4組については決して高い数字を記録したワケではなかった。
また、キンプリ、関ジャニ∞については「歌が下手すぎる」「音程をはずしすぎてて聴いてられなかった」などの酷評が多数上がっていた。
一方で、DA PUMPとゴールデンボンバーの出演時には、旧ジャニーズ勢を凌駕する2桁視聴率が記録されていた。
これまでのところ、TVALnowよりもビデオリサーチの方が2~3ポイントほど高い
旧ジャニーズ勢にとって都合が悪い数字を記録した途端に、報じることをやめる。大手メディアによる忖度は、相も変わらず続いている。
(文/中山ひとみ)