14日から放送が始まったNHK大河ドラマ『青天を衝け』。
主人公は2024年から1万円紙幣の肖像となることが決まっている幕末から明治にかけての偉人・渋沢栄一で、第一国立銀行(現在のみずほ銀行)など数多くの企業を設立し、日本の資本主義の父とされる人物だ。
この渋沢を吉沢亮さんが演じ、同時代の偉人で「東の渋沢、西の五代」と並び称された五代友厚をディーン・フジオカさんが演じることがすでに発表されている。
そして、第1話の世帯平均視聴率は20.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートだったことが15日に分かったのだが、ある描写に対して嫌悪感や抵抗感を示す視聴者が一定数いたようだ。
蚕のうごめく様が…
「渋沢の生家では養蚕業を営んでおり、蚕のうごめく様が複数回描かれていましたね。
1~2匹でも苦手な方は鳥肌が立つような感覚を持つと思いますが、『青天を衝け』第1話の中では相当な数の蚕が、人間の歌に合わせて踊るような描写もありました。
『蚕の動きでご飯を吐いてしまってリタイアという情けない結果に終わりました』『ご飯食べながら大河を見ていた僕。蚕が踊り狂うシーンで結構食事しながら見たことを後悔した』『ご飯食べながら蚕の映像見るもんじゃねぇな…』など、ご飯時には勘弁してほしいという声がかなりの数見られましたよ」(メディア記者)
確かに、何もあんな至近距離で、あんなに多くの蚕を見せなくても良かったのではないかとも思うのだが……。
あれもNHKの創意工夫ということで。
(文/佐藤博幸)