旧ジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.)が8日、公式サイトに「再発防止策の実施状況について」との見出しで新たなお知らせを掲示した。
同事務所の創業者で元社長・ジャニー喜多川さんによる、人類史上最悪レベルの性加害問題、同問題を組織ぐるみで隠蔽してきたことを受けての対策として「1. 外部アドバイザリー・ボードの設置」「2. 取締役会の実施及び社外取締役の活用」「3. 内部通報制度における外部窓口の設置」「4. 研修の実施」「5. メディアとの対話等」の5つを掲げた。
一方で、被害を告発した元ジャニーズJr.の男性が、同事務所の対応遅滞や苛烈な誹謗中傷に苦しみ、10月中旬に自ら命を絶ったという事態については、いまだに何らの呼びかけも対策提示も行っていない。
また、ちょうど1年ほど前に複数の元ジャニーズJr.から「性加害」を告発された、アイドルグループ「なにわ男子」の大西流星さんの件についても、事象の正否含め一切触れていない。
(文/福田優太郎)