昨年7月、突然この世を去り、以来、7ヶ月が経過しようとしている俳優の三浦春馬さん。
三浦さんを育んだ茨城県土浦市の隣に位置するつくば市の「シネプレックスつくば」では現在、三浦さんにとって最後の主演映画となった『天外者』(配給:ギグリーボックス)を上映中だ。
そして、シネプレックスつくばのことを、地元紙である「茨城新聞」が14日取り上げた。
「三浦春馬さんしのび展示」との見出しで、同劇場が『天外者』の展示に力を入れていること、劇場の浅野賢一支配人は「映画の中で活躍している三浦さんを見てもらい、記憶に残る映画館になってくれれば」との思いを込めていることなどが綴られている。
また、浅野支配人は「三浦さんのファン」であり、ファンとの交流で「熱い気持ちを話してもらえると、仕事をしていて良かったと思える。できる限り上映を続けたい」とも語っているようだ。
三浦さん、そして『天外者』への深い愛
「茨城新聞さんの中で浅野支配人が語っておられたとおり、『シネプレックスつくば』さんからは三浦さん、そして『天外者』への深い愛が感じられますね。
現時点で、12月11日の封切りから上映を続けていて上映終了予定が未定の劇場はわずかに12館です。
その12館の中に『シネプレックスつくば』さんは含まれています。
すでに封切りから2ヶ月以上が経過した今でも1日2回の上映を続けていますし、スクリーンの数が2~3個くらいのミニシアター系の劇場であれば、ある程度支配人の意向が色濃く出しやすいですのでまだ分かるんですが、『シネプレックスつくば』さんはいずれも100人以上規模、最大では367人を収容できるスクリーンまであり、全部で8つものスクリーンを抱える大きな劇場です。
それにもかかわらず、こうして三浦さんと『天外者』を熱く応援しているのは、日本中見渡してもかなりレアな存在ではないかと思いますよ」(メディア記者)
浅野支配人をはじめとしたシネプレックスつくばの、三浦さんや『天外者』への想いが、これからも多くのファンの心を打つことになりそうだ。
(文/西野麻衣)