6人組バンド「Rockon Social Club（RSC）」が、大みそかの『紅白歌合戦』（NHK）に出場することが分かったと、6日の「スポニチAnnex」が報じた。
RSCのメンバーは、前田耕陽さん、岡本健一さん、高橋和也さん、成田昭次さんという、旧ジャニーズ事務所（現・SMILE-UP.）で1988～1993年に活動した男闘呼組の元メンバーと、青山英樹さん、寺岡呼人さんで構成されている。
男闘呼組は昨年7月に電撃復活を遂げ、今年4～8月にはLASTライブツアーを実施した。
岡本健一さんが旧ジャニーズ事務所（現・SMILE-UP.）とエージェント契約を結んでいることが、RSCの紅白出場の妨げとなっていたものの、5日に同契約を解除したことを発表。これにより、NHKとしても大手を振ってRSCの出場を認められる状況になったという。
つまり、表向きでは「今年は旧ジャニーズ勢の出場はゼロ」「補償が十分に進んでいるとは言えず、方針に変更はない」などと発信しながら、水面下では「SMILE-UP.とのエージェント契約を解除すれば出場を認める」と、NHKはRSCに打診していたということだ。
視聴者をバカにしたようなNHKのやり方の結果、旧ジャニーズを熱烈に支持するファン（シンパ）からは「こんな脅迫みたいなやり方で、岡本さんに苦渋の決断をさせたNHKは最低」「これでOKなら、他のジャニーズグループも出せばいいじゃないか」といった声がいくつも上がっている。
また、旧ジャニーズアンチからも「せっかく、ジャニーズが出ないなら見ようと思ったが、これではジャニーズとズブズブなのと何も変わらない。今年の紅白は見ない」「一時的にジャニーズを抜ければ出場OK？呆れて言葉もない。もちろん、紅白は見ませんよ」といった声が多数聞こえてきている。
旧ジャニーズシンパ・アンチの双方から三行半を突き付けられた『紅白歌合戦』。いよいよ、歴史的な低視聴率が現実のものとなろうとしている。
（文／福田優太郎）