日本大学が、違法薬物問題に揺れるアメリカンフットボール部の廃部を決めたことが28日、分かった。
複数の関係者によると、大学本部がこの日「競技スポーツ運営委員会」を開き、部の存続を認めず廃止する決定を下したという。
27日には、警視庁薬物銃器対策課が麻薬特例法違反の疑いで新たに3年生部員を逮捕。8月の寮の家宅捜索後、この問題を巡る部員の逮捕は3人目となっていた。
2018年の「悪質タックル問題」以来となる来季の関東大学リーグ1部下位BIG8への降格は確定していたが、廃部という形で日大アメフト部の歴史に終止符が打たれることになった。
なお、アメフト部の廃部を決めた競技スポーツ運営委員会は、同部が18年に悪質タックル問題を起こした際、各競技部の適切な運営、管理について審議するため設置されたものである。
(文/中牟田晃)