日本テレビの定例会見で福田博之専務が27日、音楽特番『ベストアーティスト2023』（12月2日放送）に旧ジャニーズ事務所（現・SMILE-UP.）所属タレントが多数出演することについて、「毎年恒例の番組のため、新規契約には当たらない」と説明した。
石沢顕社長は「出演の新しい契約については、一つ一つは境目が難しいものもある」と述べた。
福田専務の理論に基づけば、事務所が歴史に名を残すほどの不祥事を起こしたとしても、前年に出演してさえいれば『ベストアーティスト』には翌年も出演できるということになる。
また、「境目が難しい」は完全なる言い訳で、「線引きをうやむや、曖昧にすることで、なし崩し的にいつまでも旧ジャニーズとの蜜月関係を続けたい」というのが本音だろう。
そもそも、従来はジャニーズ事務所と結んでいた契約を、SMILE-UP.として結び直す時点で“新規契約”。
境目は一目瞭然ではないか。
（文／福田優太郎）