お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおさんと富澤たけしさんが25日、ラジオ番組『サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー』(ニッポン放送)に生出演。
同日未明よりスポーツ各紙などで一斉に報じられた、楽天・安楽智大投手が複数の後輩選手にセクハラ・パワハラ・いじめをはたらいていたという問題について言及した。
伊達さんと富澤さんは、仙台商業高等学校(現・仙台市立仙台商業高等学校)の同級生で、2人とも先代を拠点とする楽天イーグルスの大ファン。
伊達さんが「今日、ネットニュースで安楽投手のパワハラどうのこうのっていうニュース見ましたけどね。オレら3日前、一緒だったじゃん、安楽投手と。まぁ、機嫌よく仕事を一緒にしてて」と切り出すと、富澤さんが「どうなんですかねえ?ちょっと真相分からないですけど」と返した。
続けて富澤さんは「後輩に、とかいう話でしょ?意識の違いじゃないですか?自分はそんなに、別にそこまでのことやってるつもりはないけど、後輩にしてみれば…」と、安楽投手はセクハラ・パワハラ・いじめに該当するような行為をしていたつもりはないのではないかとの見解を示した。
これに伊達さんも「ホントに20代とか新人選手に対する扱いっていうのは考えていかないといけない。自分らの高校時代とかさ、まんま大人になって、後輩を同じように扱ったりすると、ホントすぐパワハラって言われるからね」と応じ、「ちゃんと謝って、しっかり球団残ってほしいと思いますけどね」と語った。
複数のメディアが報じたところによると、安楽投手は、後輩にロッカールームで倒立を命じ、身動きできない状態にしてから、ズボンやパンツなどを脱がせ下半身を露出させたうえ、陰部に靴下をかぶせて笑いものにした。あるいは、食事などの誘いを断ったり電話に出ない際は「だからお前はダメなんだ」などの言葉で人格否定を繰り返し、「罰金」と称して金銭の支払いを強要することもあったという。
これだけの蛮行に及んでいるとの報道を知りながら、「昔はよくあった」というトーンで語っていたサンドウィッチマンに対しては、「さすがにこの擁護は信じられない」「昔でもここまでやってたらはっきりと犯罪だっただろ」「楽天なら何でも味方しようってスタンスがカッコ悪い」「謝れば糾弾に残って良いってレベルを優に超えてる。こんなのが残ったら、若手がどんどん萎縮するし、糾弾に対する信用もガタ落ちでしょ」など、批判的な声が多数上がっている。
(文/樋口健太郎)