今月14日に、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に所属していた40代後半の男性が、誹謗中傷と旧ジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.)の数ヶ月にわたる対応遅滞により10月中旬に自ら命を絶つという悲しい事案が発生していたと報じられた問題。
SNSには、この報道に対し人の心を失ったかのごとき戦慄の投稿が…。
自己紹介やこれまでの投稿からもSnow ManファンであることがうかがえるX(旧Twitter)アカウントが22日、男性が死亡したニュースを引用しつつ「まだ1匹だけど、とりあえず野垂れ死んでいい気味だわホント」と投稿。
亡くなった男性を「匹」とカウントし、「まだ1匹」という表現からはさらなる悲劇を期待していることが明白。かつては性被害に、そして亡くなる直前まで誹謗中傷に苦しめられた末の自殺を嘲笑うという、信じがたい内容だった。
旧ジャニーズ事務所で1980〜90年代に活動したアイドルグループ「忍者」の元メンバー・志賀泰伸さんは25日、自身のXを更新して「当事者の会の仲間がなくなった。のたれ死んでいい気味?また、多くの誹謗中傷が、私に襲いかかるかもしれませんが、許せないコメントです。関係者の皆様、ご指導ございましたが、すみません。とても我慢できません。療養中の身でご迷惑おかけしておりますが…」と、居ても立っても居られなくなった様子で怒りの抗議投稿をした。
なお、同件をめぐってSMILE-UP.は、公式サイトのTOPや「お知らせ」に注意喚起のメッセージを掲出することを、報道から10日以上が経過した今も行っていない。
(文/等々力おさむ)
~ライター略歴~
山梨県出身
かつては某俳優の付き人を務めていた
現在は芸能ネタを中心にライターとして活動中