性加害問題が大きくクローズアップされる中、旧ジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.)のアイドルグループ「なにわ男子」のMC起用をゴリ押しし、大きな顰蹙(ひんしゅく)を買った日本テレビ系の大型特番『24時間テレビ』
旧ジャニーズとの決別、番組の継続そのものも議論されているのかと思いきや、来夏も旧ジャニーズの起用が内定していると、21日の「日刊ゲンダイDIGITAL」が報じた。
ジャニーズ単体ではさすがに厳しいため、他の事務所とタッグを組む形での複数MCを考えており、目玉として同事務所の木村拓哉さん、そして中居正広さん、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんら事務所を去った面々を結集させ、SMAP再結成もあるのではないかという。
ただ、同メディアでは「これまで一度も『24時間テレビ』には出演したことがない木村拓哉」と記している。
実際には、1995年に森且行さんも含めたSMAP6人全員でのMCを担当したほか、2005年に草彅さんと香取さんが2人でMCを担当した際にも、武道館に木村さん、中居さん、稲垣さんが駆けつけ、5人でスペシャルライブを実施してもいる。
このあたりの誤情報をみるに、情報の信憑性・確度には疑問符がつくところ。
そもそも、「感動の押し売り」「マンネリがすぎる」など批判も多く、番組の継続自体に疑問を唱える声も多いことを考えれば、旧ジャニーズの起用云々以前に、歴史に終止符を打つことを真剣に検討した方がいいのではないだろうか。
(文/福田優太郎)