SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)が18日、「FAMILY CLUB Official Site」にて、大みそか恒例の「年末カウントダウンコンサート」通称“カウコン”の開催を、今年は見送ると発表した。
一方で、「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に所属していた40代後半の男性が、10月中旬に、同事務所の対応の遅さや杜撰さ、性加害の告発後に多数の誹謗中傷を受けていたことを苦に自殺したことが14日に報じられたが、いまだに誹謗中傷を行っている者たちへの注意喚起を行っていない。
SMILE-UP.の公式サイトに「被害補償特設サイト」が設置されており、ここへ飛ぶと「SNSなどを通じて被害にあわれた方やご家族等に対する誹謗中傷が行われております。そのような不当な行為は絶対に止めていただきますよう切にお願い申し上げます」との文言が見つけられるが、ここは被害に遭われた方が見る場所。
いつになったら、卑劣な誹謗中傷を繰り返している者たちへ向けたメッセージを掲示してくれるのだろうか。
カウコンの開催見送りよりも先に、誹謗中傷対策に真剣に取り組むべきだろう。
(文/大野ルナ)