11日、俳優の三浦春馬さんにとって最後の主演映画となった『天外者』(配給:ギグリーボックス)が『第13回 東京新聞映画賞』を受賞したことが分かった。
現在全国公開中の『天外者』は、三浦さん演じる幕末から明治にかけての偉人・五代友厚の生涯を描いた作品で、田中光敏監督がメガホンをとった。
当初はミニシアターや小規模スクリーンでの上映が中心で、1ヶ月もしないうちに上映終了となる予定だったが、多くのファンの愛を受け「追加上映」「上映期間延長」「再上映」「ドライブインシアター上映」など異例の動きが次々と起こり、今もなおロングラン上映中だ。
三浦さんへの大きな愛と敬意を感じる
「4日には『キネマ旬報ベスト・テン』にて“読者選出日本映画1位”と“読者選出日本映画監督賞”をW受賞していましたが、また新たに『天外者』が勲章を手にしたことになりますね。
東京新聞さんと言えば、昨年11月28日の朝刊で読者投稿の伝言板“T-Voice”に三浦春馬さんへのメッセージをページ1面に渡って掲載したことでも話題になりました。
当然、ファンが送ってきたメッセージを掲載したわけですから、三浦さんのファンの愛があればこそなんですが、それを紙面のページ1面にすべて掲載するという東京新聞さんの対応もまた、三浦さんへの大きな愛と敬意を感じられるものでしたよ。
おそらく、今回の『第13回 東京新聞映画賞』を『天外者』が受賞したことについても、東京新聞さん自体が非常に嬉しく思っているのではないかと思いますね」(メディア記者)
今回の受賞を受け、いち早く反応したのが『天外者』に岩崎弥太郎役で出演している西川貴教さんだ。
「作品を応援くださったり全ての皆様のお陰です!本当にありがとうございます!またまた、やったぜ春馬!」と天国の三浦さんへ呼びかけている。
『キネマ旬報ベスト・テン』のときがそうであったように、この後、他のキャストからも続々と祝意を示すSNSの投稿が続きそうなだけに、動向に注目したい。
(文/西野麻衣)