昨年7月18日に亡くなられた俳優の三浦春馬さんとその家族を侮辱するかのような記事内容に、多くの方が怒りや呆れの声を上げている。
三浦さんの急逝から間もなく7ヶ月が経過しようとしているが、あまりにも唐突な最期に、今もなおショックや悲しみの只中という方も少なくない。
そんな中「東スポWeb」が、“三浦春馬さん 実父の急死で気になる「お別れ会」の行方”との見出しで11日に記事を配信。
人の生き死にの重みを軽んじた表現が…
記事には、当初2020年中に開催が予定されていた三浦さんのお別れの会が、コロナ禍の影響などもあり現状は今年7月を目途にと発表されているものの、今のところ詳しい概要やスケジュールについては続報がないこと、三浦さんの実父が今年1月半ばに急逝したことで遺産問題とともにお別れ会の開催についても話が進むのではないかということなどが綴られているのだが……。
「三浦さん本人そして実父や母親など三浦さんの家族に対する「配慮」「慈しみ」に欠ける書き方だとして、多くの方が怒りや呆れの声を上げていますね。
『三浦さんの所属事務所はお別れ会に“前向き”』『父親が亡くなったことで、この問題も期せずして解決に向かう』と、人の生き死にの重みを軽んじた表現が記事内に散見されますので、『記事の言葉選びがナイです。亡くなったから終息するとか人としてどうなのだろう?』『なんて失礼な記事。お父様が亡くなってまだ1ヶ月もたっていない』という指摘が出るのは当然だと思いますし、個人的にもあまりの無配慮にゾッとしましたよ」(メディア記者)
常にインパクトの強い内容を掲載することで広く知られている「東スポ」だが、今回は批判的な意見が多く集まってしまっている。
読者が気になったのは「お別れ会」の行方ではなく、記事で扱う言葉の方となってしまったようだ……。
(文/中野慎二郎)