お笑いコンビ・麒麟の川島明さんと田村真子アナウンサーがダブルMCを務める、朝の情報バラエティー番組『ラヴィット！』（TBS系、月～金 8時～9時55分 生放送）
同番組の13日放送に、旧ジャニーズ事務所（現・SMILE-UP.）の人気アイドルグループ「なにわ男子」の大西流星さんがスタジオゲストとして出演することが10日、分かった。
9日は、旧ジャニーズJr.（ジュニア）内ユニット「Aぇ! group」の佐野晶哉さん、10日は同じくAぇ! groupの福本大晴さんが、スタジオゲストとして生出演しており、放送3日連続での旧ジャニーズタレントの生出演ということになる。
旧ジャニーズの、創業者で元社長・ジャニー喜多川さんによる性加害問題は、肝心の補償はいまだに大きな進捗は見られず、日々、被害報告が増えて行っているだけ。「11月から補償をスタートできる」と先の会見で宣言していたが、実現したのはSMILE-UP.のHPトップに被害受付のリンクが設置されたことくらい。
また、所属タレントと契約するエージェント会社についても、いまだに具体的な発表はないまま。
「解体的出直し」どころか、ジャニーズ事務所の社名が変わった以外は、何も変わっていないも同然の中、連日のように所属タレントを起用しているのだから、TBSがいかに世間のことを舐め切っているかが如実に表れていると言えるだろう。
しかも、13日に『ラヴィット！』に生出演する大西さんは、昨年末に複数の元ジャニーズJr.から「性加害をしていた張本人」として告発された人物。
事務所がまともに調査をしない以上、不特定多数が目にするテレビに出演させること自体が、そもそもおかしなことではないだろうか。
（文／福田優太郎）