三浦春馬『天外者』に関連する「ある詐欺」が大歓迎される理由 | The Audience
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三浦春馬『天外者』に関連する「ある詐欺」が大歓迎される理由

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The Audience

 昨年7月18日に急逝、以来もう少しで7ヶ月が経過する俳優の三浦春馬さん。


 三浦さんにとって最後の主演映画となった『天外者』(配給:ギグリーボックス)は、先日「キネマ旬報ベスト・テン」にて“読者選出日本映画1位”と“読者選出日本映画監督賞”をW受賞したこともあり、ますます支持する声が高まっており、全国で絶賛公開中だ。
 
 10日で上映終了予定だった劇場でも、複数の劇場が相次いで「上映期間延長」を決めた。
 
 中でも、アノ劇場の「上映期間延長」の発表がユニークで……。

期待に応える形の前向きな『詐欺』

 「福島県いわき市にある『ポレポレシネマズいわき小名浜』さんですね。
 
 9日にツイッターで『【上映期間延長のお知らせ】2/10(水)終了予定でした #天外者 の上映期間が延長となりました。期間限定延長予定ですのでご鑑賞はお早めに!!(^^)!』と、上映期間延長を報告したんですが……。

 そこには『#終わる終わる詐欺』『#ごめんなさい 』とのハッシュタグが添えられていました。
 
 こういった場合の『●●詐欺』という言い回しは、ご飯食べたら宿題やる、お風呂に入ってから宿題やると言っておきながら全然やらない『やるやる詐欺』であったり、もう辞める、こんな会社は辞めるよと繰り返しながら一向に辞めずに、周囲からは“ただ同情を買おうとしているだけ”と見られる場合の『辞める辞める詐欺』など、『詐欺』という言葉が持つニュアンスそのままにネガティブなイメージに対して使うことが多いです。
 
 ですが、今回の場合は『できれば終わってほしくない』『まだまだ続けてほしい』という期待に応える形の前向きな『終わる終わる詐欺』ですからね。
 
 『終わる終わる詐欺なんて‥大歓迎です』とのコメントが寄せられていますよ」(メディア記者)

 全国の『天外者』を愛すファンたちのほとんどが「終わる終わる詐欺」や、「上映終了予定を未定にする決定」を待ち望んでいる。
 
 これからも、その望みはしばらく叶い続けそうだ。
 
(文/中野慎二郎)