10日発売の「週刊文春」（文藝春秋）で、長男で靴職人やタレントして活動する花田優一さんから2日発売の「週刊女性」（主婦と生活社）で自身の暴飲やモラハラ、暴力を告発された元横綱貴乃花（花田光司）さんが、告発内容を“自分（優一さん）に都合の悪い事実が伏せられて、巧妙な嘘で塗り固められている”として真っ向から否定した。
これを受け、複数のワイドショーなどが、この親子喧嘩の模様を報じ、どちらが正しいことを言っているのかについてコメントするなどしたのだが……。
『息子は勘当しているので』の一言は…
「10日に、優一さんはブログを更新し『今日はワイドショーでひどい内容放送するらいしいから気をつけて 再三お伝えするがメディアを信じちゃダメだよ』などと主張し、9日にもインスタグラムで『権力とメディアで真実が捻じ曲げられる瞬間をしっかりと感じてほしい』と語っていましたね。
ただ…そもそも、貴乃花さんの『もう息子は勘当しているので』の一言は、余計な騒ぎにならないように、親として息子を守る意味合いすらもあった、貴乃花さんの優しさが感じられるものだったんですが、それを十分に咀嚼せずにメディアに先に貴乃花さんに関するプライベートの醜聞ネタを売ったのは優一さんの方ですからね。
『自分が先に親のネタを週刊誌に売るようなマネをしておきながら“メディアを信じちゃダメだよ”なんて、どの口が言うんだよ…』と呆れの声が多数聞こえてきていますよ。
貴乃花さん名義のバイクの売却についても、優一さんは『父親の関係者から売却について許可を得た』、貴乃花さんは『勝手に売られた』と完全に話が食い違っているワケですが『結果として父親の財産を着服する形になったのだから、経緯はどうあれ、不快な思いをさせたことを詫びつつ、バイクを売った金額分を父親に払うのがスジだろ』という指摘がまさに的を射てるのではないかと」
ネット上での反応や、ワイドショーのコメンテーターなどの話を見たり聞いたりした限り、「優一さんの方が嘘をついている」あるいは「大袈裟に話を盛っている」という見方が多いようだ。
そして大半は「もうこれ以上はメディアを使うのではなく当事者間で話し合ってください」という向きのものだった。
このまま沈静化してくれればいいのだろうが……どうなることやら。
（文／等々力おさむ）