TBSの度重なる「安全配慮義務違反」が疑われる事故に、多くの批判が集まっている。
TBSが6日、『マイ・セカンド・アオハル』(火曜22時~)に出演している女優・飯沼愛さんが、撮影中のアクシデントで負傷したとを発表。飯沼さんは「頭部の打撲や切り傷、肩の打撲」と診断され、同局は謝罪し「安全管理をさらに徹底する」とした。
3日に行われた撮影で、高さ約90cmのイントレ(カメラ台)にセッティングしていたカメラが三脚ごと倒れ、イントレの横でスタンバイしていた飯沼さんに直撃し、負傷したという。
飯沼さんは、前クールの堺雅人さん主演、阿部寛さん、役所広司さんらが共演の大ヒットドラマ『VIVANT』(TBS系)で、大手商社の経理担当で凄腕ハッカーという裏の顔を持つ重要な役どころを熱演。今後の飛躍が期待されている若手注目女優だ。
「将来性豊かな飯沼さんの頭部に傷までつけてしまって、TBSは重い責任をとらないといけないでしょうね。
そもそも、TBSはこうした事故を起こし過ぎです。
昨年は、バラエティー番組『オオカミ少年』(TBS系)の収録中、松本伊代さんを落とし穴に落下させ「腰椎の圧迫骨折」で全治3ヶ月という大けがを負わせました。
3年前には、歌手のMISIAさんを骨折させておきながら、当初は責任逃れするような言い訳をしていたこともありましたし、三浦春馬さんがドラマ撮影期間中に急逝し、撮影時の不可解な演出の数々が浮き彫りとなりました。
ほかにも、現在はフリーアナウンサーとなっている安東弘樹さんが、TBS時代に味わったブラック体質を告白して注目を集めたこともありましたね。
安全配慮に対する意識が低く、これを改善しようという考えも乏しいことは明らかでしょう」(メディアコメンテーター)
TBSは、いつになったら出演者やスタッフら関係者の安全について本気で考えてくれるのだろうか。
(文/中野慎二郎)
~ライター略歴~
東京都中野区出身
演劇&音楽を愛しアーティスト活動を20年に渡り行うも鳴かず飛ばず
2017年より自身の経験と人脈ををもとにフリーライターとして活動