広瀬すずさん主演でキンプリことKing&Princeの永瀬廉さんが相手役を務め、脚本を北川悦吏子さんが担当した『夕暮れに、手をつなぐ』などを手掛けたTBSのプロデューサー・植田博樹さん。
10月15日、元キンプリの岸優太さん、平野紫耀さん、神宮寺勇太さんが再集結し、新グループ「Number_i(ナンバーアイ)」として活動していくことを発表したことに対し、「人って、道を踏み外すと顔つき変わる。元仲間が困っている時に、背中から斬りつける真似は、僕は好きじゃない」と自身のX(旧Twitter)に投稿し大炎上した人物でもある。
そんな植田さんが5日、自身のXに「取締役協会って、何モノなのかは知らないけど、干す指針、本当に出したんなら、公取案件にならないのかねぇ。少なくとも、司法も行政も動いてないのに、みんなで業務妨害をしましょうという発想の協会って、恐怖でしかない」と投稿した。
取締役協会の冨山和彦会長がインタビューで、旧ジャニーズ事務所(現・SMILE-UP.)の所属タレントを起用してきた企業の対応について、「取引を停止するのが基本で、再開は是正策が確認できてからだ」との見解を示したことに対する不満であることは明らか。
旧ジャニーズ事務所が、創業者で元社長・ジャニー喜多川さんによる性加害を組織ぐるみで看過、実質“隠蔽”してきたことは、再発防止委員会が指摘し、同事務所も事実だと認めた部分。
また、同事務所を辞めたタレント、いわゆる“辞めジャニ”や、ライバルとなり得る同事務所以外の男性グループやアイドルタレントの起用をめぐり、同事務所がテレビ局に圧力をかけたり、忖度を強要してきたことも、いくつも証言が出ていること。
散々、干す行為を繰り返してきた同事務所の悪行には目をつぶり、世界基準で見て至極妥当な見解を示した取締役協会には噛みつく。
いったい、植田さんには何が見えているのだろうか。
(文/福田優太郎)