広瀬すずさん主演でキンプリことKing&Princeの永瀬廉さんが相手役を務め、脚本を北川悦吏子さんが担当した『夕暮れに、手をつなぐ』などを手掛けたTBSのプロデューサー・植田博樹さん。
10月15日、元キンプリの岸優太さん、平野紫耀さん、神宮寺勇太さんが再集結し、新グループ「Number_i(ナンバーアイ)」として活動していくことを発表したことに対し、「人って、道を踏み外すと顔つき変わる。元仲間が困っている時に、背中から斬りつける真似は、僕は好きじゃない」と自身のX(旧Twitter)に投稿し大炎上した人物だ。
そんな植田さんが3日、Xにこう記した。
「道徳の時間より、法律の授業をきちんとやった方が、良い。情緒国家は政治家にとって都合がいいから、そうなっているんだろうけど、痴漢は強制わいせつ罪だし、万引きは窃盗だとわからせた方が良いと個人的には思う。犯罪者と親族は別だと、ハッキリわからせないと、連座制がいつまでもはびこるよ」
一般的な話として、犯罪の加害者家族・親族が犯罪者同様に社会的に責めを負う必要はない、これはそのとおりだろう。
だが、植田さんの今回の投稿は、旧ジャニーズ(現・SMILE-UP.)性加害問題において、藤島ジュリー景子さんが責めを負う必要はないという主張であることは明らか。
ご存知のとおり、ジュリーさんは、世紀の性加害大事件を起こした同事務所の創業者で元社長・ジャニー喜多川さんの姪であり、ジャニーさんの姉・メリー喜多川さんの娘。つまり、加害者の家族・親族という立場にある。
一方で、ジュリーさんは社員として、取締役として、そして社長として、さらに現在も代表取締役として同事務所に在籍し続けているという立場でもある。
ジャニーさんの姪だから責められているのではなく、ジャニーさんの性加害に加担し、性加害を隠蔽してきた組織の最重要人物だから責められているのだ。
植田さんは、ジャニーさんによる性加害を、あくまでも個人の問題であり、組織としての問題とは捉えていないのかもしれない。
(文/福田優太郎)