ジャニーズJr.時代にジャニー喜多川さんから繰り返し「性加害」を受けたと告発。現在のジャニーズ性加害問題の大きなうねりを作り出した人物と言っても過言ではない、歌手のカウアン・オカモトさん。
カウアンさんが30日、動画投稿サイトで俳優らを脅迫したなどとして、暴力行為等処罰法違反（常習的脅迫）や強要、名誉毀損などの罪に問われた元参院議員のガーシーこと東谷義和被告の第2回公判で証言台に立った。
カウアンさんは昨年11月13日に、ガーシーさんとコラボする形で配信動画にてジャニーさんから繰り返し性被害に遭っていたことを告白。同配信について「真実を伝えてもらった。（ガーシーさんには）恩がある」と語った。
「ガーシーさんが逮捕、起訴されたことで、ガーシーさんが暴露した数々のスキャンダルも『信憑性の低い情報だった』と受け取っている方が一定数いるように感じています。
今回、裁判においてカウアンさんが証言した意味は非常に大きく、『脅迫行為については問題があったものの、ガーシーさんが発信していた情報そのものについては、十分な信用に足るものもある』と受け止める人が増えて行く効果があると思います。
ガーシーさんの別の動画では、カウアンさんのほかにも、元ジャニーズJr.の吉岡廉さんが『なにわ男子・大西流星から性加害を受けた』と証言していました。
大西さんはいまだにこの告発について何も語っておらず、一方で、吉岡さんの告発に同調し『自らも大西さんから性被害を受けた』という告発が、その後、別の元ジャニーズJr.からありました。
大西さんの性加害疑惑についても、あらためて徹底した調査を実施する必要性が出てきたのではないかと思いますよ」（メディアコメンテーター）
ジャニーズ事務所あらためSMILE-UP.は、膿を出し切るために、なにわ男子・大西流星さんの疑惑について徹底調査を行うことはもちろん、他にも同様のケースがなかったか十分に調べる必要があるだろう。
（文／福田優太郎）